逗子銀座通りクリニック

逗子市の内科、外科、心療内科、老年内科 逗子銀座通りクリニック

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診療案内

排尿障害と過活動膀胱

排尿障害は、閉塞症状(尿が出にくい)と蓄尿症状(尿が近い、尿意切迫)よりなります。色々な原因がありますが、男性高齢者では前立せん肥大による排尿障害が、女性では過活動膀胱によることが多いようです。
過活動膀胱とは膀胱が過敏になり、自分の意に反して収縮してしまう病態で、尿意切迫感(急に尿がしたくなったり、漏れそうな感じになる)、切迫性尿失禁(尿意切迫感がありトイレに間に合わずもらしてしまう)、頻尿(トイレに行く回数が多く、夜も起きてしまう)などの症状が出現します。中年以上の方に多く、40歳以上の男女の8人に1人が、過活動膀胱の症状をもっているとの報告もあります。
 

 

頻度


症状

1)急に尿意をもよおし、漏れそうで我慢できない(尿意切迫感)
急に我慢できないような尿意が起こる、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある

2)トイレが近い(頻尿)、夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
通常トイレへ行く回数は、日中で5~7回、夜間0回が正常と言われます。
日中8回以上トイレに行き、夜間も1回以上排尿がある場合、頻尿と判断します。

3) 急に尿をしたくなり、トイレまで我慢できずに漏れてしまう(切迫性尿失禁;尿漏れ)
急に尿をしたくなることを尿意切迫感、トイレまで我慢できず漏れてしまうことを切迫性尿失禁と呼びます。

原因

過活動膀胱の原因には、神経機能に問題がある神経因性のものと、それ以外の原因による非神経因性に分類されます。

1)神経因性過活動膀胱
脳血管障害(脳卒中や脳梗塞)、パーキンソン病や脊髄損傷などの脳脊髄神経に障害が起こった後の後遺症として起こるもので、膀胱での尿の貯留、尿意、排尿などの機能の調整が乱れてしまい、尿意と排尿との連携がうまくいかなくなってしまうものです。

2)非神経因性過活動膀胱
女性の場合、出産や加齢によって膀胱や尿道を支えている骨盤底筋と呼ばれるいくつかの筋肉の力が弱くなるために、排尿機能が弱くなり過活動膀胱が起こることがあります。しかし実際には、原因がはっきりしないものが大多数で、その場合、薬による内服治療が有効な場合が多くみられます。

診断と治療

排尿に関係した症状などで日常生活に支障がある場合、一度ご相談ください。どんな症状で困っているのかを具体的にお話しいただき、過活動膀胱が疑われる場合には、質問票にお答えいただきます。当クリニックで行う検査は、主に、血液検査、尿検査、腹部エコー検査(残尿量の測定)などです。これらは簡単な検査ですのでご心配なく受診ください。さらに精密な検査が必要な場合は、専門施設へご紹介いたします。

活動膀胱症状質問票(OABSS)


質問 症状 点数 頻度
1 朝起きて寝るまでに何回排尿をしましたか? 0 7回以下
1 8-14回
2 15回以上
2 夜寝てから朝までに何回尿に起きましたか? 0 0回
1 1回
2 2回
3 3回
3
急に尿がしたくなったり、我慢が難しいことがありましたか?
0 なし
1 週に1回はない
2 週に1回以上
3 週に2回以上
4 週に3回以上
5 週に4回以上
4 急に尿がしたくなったり、我慢ができず漏らすことがありましたか? 0 なし
1 週に1回はない
2 週に1回以上
3 週に2回以上
4 週に3回以上
5 週に4回以上
       
    合計点数     点


質問3の点数が2点以上、かつ全体の合計点が3点以上であれば過活動膀胱が強く疑われます。  

 
過活動膀胱診療ガイドライン
2005年発行 編集:日本排尿機能学会 過活動膀胱ガイドライン作成委員会