血液が流れる血管には動脈と静脈があります。血液の流れが、血管の壁に及ぼす圧力のことを血圧といいます。 心臓は、ポンプの役割をし、1分間に60~70回ぐらい、血液を血管へ押し出します。心臓が収縮して血液を押し出した瞬間の圧を収縮期血圧(最高血圧)、拡張するときの拡張期血圧(最低血圧)で上下の値を設定します。収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても、高血圧と言われます。 ・原因は? 明らかな原因がありその結果生ずる高血圧を二次性高血圧(症候性高血圧)、原因のはっきりしないものを本態性高血圧と呼んでいます。日本人の高血圧のほとんどは後者に入ります。 ・症状は? 自覚できる症状はほとんどありません。人によっては、肩こり、頭痛が出現し、高血圧と診断される場合もあります。健康診断で、「血圧が高いから、精密検査 を受けるように」といわれても、自覚症状がないからと放置する人は少なくありません。放置すると、動脈硬化になったり、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞) や脳卒中などの発作につながることがあります。症状がないからと言って放置するのは危険です。 |
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□ 濃い味つけのものが好き
□ 野菜や果物はあまり食べない
□ 運動をあまりしない
□ 家族に高血圧の人がいる
□ ストレスがたまりやすい
□ お酒をたくさん飲む
□ たばこを吸う
□ 血糖値が高いといわれたことがある
□ 炒めものや揚げもの、肉の脂身など、あぶらっぽい食べ ものが好き
※チェックの数が多いほど、高血圧になりやすいので、注意が必要です。